初期クラウン時代 ブログトップ
前の5件 | 次の5件

走って下さい [初期クラウン時代]

『 走って下さい 』
作詞作曲:沢田聖子 編曲:渡辺博也

1982年3月20日リリース、3枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 に収録。

リリース以来、いつの時代もファンの抜群の人気を誇る
シンガーソングライター沢田聖子の名曲中の名曲。

今もステージにおいて頻繁にアンコール等に使われ、
『 シオン 』 に次いで最も多く唄われているであろう
沢田聖子 " 元気ソング " の代表選手。

キーボード時代から始まり、
豪華なバックバンドを引き連れた時代、
ハンドマイクを片手にステージを駆け回った時代、
そしてギターをかき鳴らしながら…。

その時代時代のサウンドに、ファンは身体をタテに揺らした。

今ツアーにおいても、アルバム収録曲ではないながらも、
アンコールの2曲目に持ってきたことから、
沢田聖子さんの思い入れの強さが窺える。


アルバムリリース前に発表されたシングル 『 卒業 』 のスマッシュヒット。
アルバム収録曲に、自らのオリジナル楽曲が激減したことから、
デビューからのファンの間では酷評されたアルバム 『 卒業 』。

皮肉にも、それまでの最高の売り上げを記録したアルバム 『 卒業 』。
新旧のファンの溝が初めて生まれた時代…。

その中で、唯一の救いとなった名曲 『 走って下さい 』。
この楽曲へのファンの思い入れは、計り知れなかった。



200251268.jpg



来春の3月1日にリリース予定のセルフカバーアルバム第2弾
『 Singer Song Writer 〜 BLUE 〜 』 に収録される 『 走って下さい 』。

ファンの期待の大きさは、超メガトン級。

この1曲でアルバムのすべてが決まる、と言っても過言ではないほどの、
まさにアルバムの目玉中の目玉。

ライヴでのファンの盛り上がりを目の当たりにしていることからも、
生半な出来ではファンは納得しないことをすでに肌で感じている
アレンジャー林有三氏の、一世一代の腕の見せ所。


ツアー千秋楽では…

久しぶりのスタンディングが起こった 『 走って下さい 』。

最高のファイナルを演出した…

永遠の名曲 『 走って下さい 』


貴女が唄い続ける限り…

走り続ける限り…

ファンも…

一緒に。


nice!(58)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

思いっきりラブリーボイス [初期クラウン時代]

『 雨の日のサンシャイン 』
作詞:中里綴 作曲:沢田聖子 編曲:渡辺博也

1981年9月5日、6枚目のシングルとしてリリース。
初のシングルA面の作曲を手掛けた記念碑的楽曲。

沢田聖子さん中学生時代のバス通学の初恋の想い出を、
故・中里綴さんが爽やかに綴った秀作。

名盤と謳われた2ndアルバム『青春の光と影』から5カ月。
シンガーソングライターとしての存在感を確固たるものとし、
アイドル路線を真っ向から否定した制作サイドが
手のひらを返したようなアイドル路線の楽曲。

デビュー前から計算していたかのような…
一気にヒットチャート上位を狙った楽曲。


IMG_0224.JPG


それまでの5枚のシングルとは明らかに違う、
" 思いっきりのラブリーボイス "

頭サビから一気に走り抜ける、弾けるような疾走感。
贅沢な楽器たちのサウンドと軽快なテンポ、サビのユニゾンの爽快感。
そしてアレンジの妙も相まって、何度聴いても飽きることない、
賑やかで爽やかなラブソングに仕上がった楽曲。

スタジオサウンドとして、ある意味で完成された楽曲。
良い意味でも悪い意味でも、ライヴでは再現できない1曲。

新しい沢田聖子のサウンドとして突如現れた『 雨の日のサンシャイン 』
それまでになかった、上向きの鋭い目線のシングルジャケット。
ファンの期待感は一気に盛り上がり、その想いに加速がついた…
シングル 『 卒業 』 前夜…。


リリース前、FM雑誌で見つけたタイトル。
エアーチェックしながら初めて聴いた『 雨の日のサンシャイン 』

「 売れるかもしれない… 」

「 売れてしまうかもしれない… 」

と思ったこと…

期待と不安と…

焦燥感。

今も忘れない…。





今も胸ときめく…

弾けるような

思いっきりのラブリーボイス。

nice!(31)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

し~軍団 [初期クラウン時代]

セルフ・カバーアルバム『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』
を引っ提げての全国ツアーも佳境に。

アンコール曲 『 素敵な朝 』 でのSHOKOコールも定着し、
沢田聖子さんも未だ戸惑いながらも、ほぼ公認へと…。

デビュー当初、まだ持ち歌の数も限られていた頃。
オープニング、アンコールで頻繁に使われていた『素敵な朝』

”沢田聖子のファンは、真面目でおとなしい”
というイメージが強かった中、”SHOKOコール”が始まった。

そして、その声援に反発するように
一部のファンから沸き起こった 「 し~… 」 というざわめき…。

沢田聖子さんが名づけた『 し~軍団 』





まだ 『 卒業 』 のスマッシュヒットの前…

新旧のファンが真っ二つに割れる前…。

少しづつ大きくなっていく会場に、胸膨らませながら…

広いステージの中央を、みんなが見つめていた頃。


沢田聖子・黎明期の…

小さな宝石箱の片隅に置かれた…

輝きを放つ前の…原石。


IMG_9447.JPG



nice!(40)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

星空のメッセージ [初期クラウン時代]

『 星空のメッセージ 』
作詞作曲:イルカ 編曲:渡辺博也

1980年9月25日、4枚目のシングルとしてリリース。

デビュー2年目の秋、学園祭の出演数がNo.1となり、
" 学園祭のプリンセス " とも呼ばれた…
沢田聖子さん18歳の秋。

初めて聴いたのは、リリース前の8月22日。

東京は文化放送。
当時、金曜日の夕方からの電リク番組のアシスタントを務め、
番組の中の「聖子のラブ・ダイアリー」というコーナーで…。

まだレコードの見本盤も出来上がっておらず、
デモテープをスタジオに持参して、
番組の中で聴かせてくれた。

リリースまで1ヵ月以上も前だったもかかわらず、
前の週から多数寄せられていたリクエストに応えて…。

投稿した葉書を、初めて全文読んでくれた想い出の日…


2128.jpg


リリース日の9月25日。

初めて沢田聖子さんから贈られた

誕生日プレゼント。

『 星空のメッセージ 』

17歳の秋…。



nice!(37)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

はにかんで私 [初期クラウン時代]

『 はにかんで私 』
作詞作曲:沢田聖子 編曲:木田高介

1980年4月25日、デビューアルバム 『 坂道の少女 』 収録。

デビュー日の前後には、すでに出来上がっていたと思われる楽曲。
アルバム収録前から、師匠イルカさんのカムバックリサイタルや
イベントライヴ等のステージですでに唄っていた楽曲。

オープニングから華麗に展開するストリングス、
その弦の音をピアノの旋律が優しく包み込み、
微妙に絡むギターがせつない。

沢田聖子特有のややかすれ気味の低音のヴォーカル。
そしてまだ伸び切らない、未完成の高音のヴォーカル。

まだまだ拙くアンバランスなヴォーカルながらも、
透明感溢れる唄声に大きく広がる未来を予感させる。


lovepeace1002jp-img436x600-1265588864iek4qr3639 - コピー.jpg


アルバムの3曲目に収録された 『 はにかんで私 』。

デビュー曲『 キャンパススケッチ』から始まり…
『 雨よ流して 』
『 シオン 』
『 街角のポスト 』
『 坂道の少女 』
『 素敵な朝 』
『 さよならも言わずに 』

8曲目の出逢いになった『 はにかんで私 』

衝撃のジャケットに心奪われ…
レコード針をまだ落したばかりの…
まだ心の準備も出来ていない3曲目に…。


まだ恋に恋する少女からの…


突然の告白にも似た…


胸が爆発せんばかりの…




  あなたの事 好きなの 好きなの 好きなの…




永遠の…


恋に落ちた瞬間。







nice!(27)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽
前の5件 | 次の5件 初期クラウン時代 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。