沢田聖子ファミリー
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/
♪ シンガーソングライター沢田聖子さんのページ ♪
vega
2014-11-30T13:51:15+09:00
ja
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果てなき想い
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-11-30
来たる2014年12月13日ソロシングルとしては10年ぶり、通算37枚目のシングルを発表。 『 果てなき夢 』昨年と今年と、オリジナル・セルフカバーアルバムをリリース。それまでの足跡をなぞるように…10代、20代のオリジナル楽曲と向き合い、見つけたものは…。今の自分を…と綴った書き下ろしの楽曲。そこにあるものは…きっとそれは、いつも傍にあったもの。 明日も来年も十年先も… 唄い続けていたい…と。 果てなき夢を。 その夢を いつも一緒に追いかけてきた。 いつも。 明日も来年も十年先も… 貴女への想いを…。 初めて出逢った時と同じように。 果てなき想いを。
未分類
vega
2014-11-30T13:51:15+09:00
ソロシングルとしては10年ぶり、通算37枚目のシングルを発表。
『 果てなき夢 』
昨年と今年と、オリジナル・セルフカバーアルバムをリリース。
それまでの足跡をなぞるように…
10代、20代のオリジナル楽曲と向き合い、
見つけたものは…。
今の自分を…
と綴った書き下ろしの楽曲。
そこにあるものは…
きっとそれは、いつも傍にあったもの。
明日も来年も十年先も…
唄い続けていたい…と。
果てなき夢を。
その夢を
いつも一緒に追いかけてきた。
いつも。
明日も来年も十年先も…
貴女への想いを…。
初めて出逢った時と同じように。
果てなき想いを。
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変わらぬ想い
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-10-26
どこかで、普遍性を求めてしまう。いつまでも変わらないものを…求めてしまう。いつまでも変わらないでいてほしい…。ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲セレナード第10番 変ロ長調 『 グラン・パルティータ 』7楽章からなり、演奏は約1時間を要する管楽合奏曲としては異例の作品。” 息継ぎ ” が必要な管楽器だけで1時間近くの音楽を保たせるためには、作曲家の才能はもとより、演奏家の並々ならぬ技量が欠かせない……らしい。 その第三楽章映画 『 アマデウス 』 で、サリエリがこの楽譜を読み、モーツァルトの才能に驚愕した名場面でも有名。冒頭のオーボエとクラリネットの旋律はまるで天から天使が舞い降りてくるような…何の才能もない凡庸な自分にはこんな陳腐なセリフしか出てこない。初めて出逢ったのは大学生の時。レコードを買いに走り、何度も聴き、溢れる涙を何度も拭きながら拭きながら…聴き入った。楽器の繊細な音。微かに伝わる…息づかいにまで…この涙は…自分のどこの感情から溢れてくる涙なのか…わからなかった。そして今もわからない…どうしてなのか。どうしてあの時と同じように涙が溢れるのか。今もあの時と同じ…わからない。レコードでは満足できなくて生の音で聴きたくて…管弦楽のコンサートの演奏を探しまくり何度か聴きに行った。ステレオからの音では気づかなかったファゴット、コントラバスの低音の響きに涙し…おもわずホールの天井を見上げたことを憶えている…何かが降りてきているような気がして…。その時にしか聴けない音が…聴きたくて。楽器や演奏者、時間も場所が変わっても…その音に込められた想いはいつか初めて聴いた時と同じように…いつまでも変わらない。そう信じて。
未分類
vega
2014-10-26T13:10:35+09:00
いつまでも変わらないものを…
求めてしまう。
いつまでも
変わらないでいてほしい…。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲
セレナード第10番 変ロ長調
『 グラン・パルティータ 』
7楽章からなり、演奏は約1時間を要する管楽合奏曲としては異例の作品。
” 息継ぎ ” が必要な管楽器だけで1時間近くの音楽を保たせるためには、
作曲家の才能はもとより、演奏家の並々ならぬ技量が欠かせない…
…らしい。
その第三楽章
映画 『 アマデウス 』 で、サリエリがこの楽譜を読み、
モーツァルトの才能に驚愕した名場面でも有名。
冒頭のオーボエとクラリネットの旋律は
まるで天から天使が舞い降りてくるような…
何の才能もない凡庸な自分には
こんな陳腐なセリフしか出てこない。
初めて出逢ったのは大学生の時。
レコードを買いに走り、何度も聴き、
溢れる涙を何度も拭きながら拭きながら…
聴き入った。
楽器の繊細な音。
微かに伝わる…
息づかいにまで…
この涙は…
自分のどこの感情から溢れてくる涙なのか…
わからなかった。
そして
今もわからない…
どうしてなのか。
どうしてあの時と同じように
涙が溢れるのか。
今もあの時と同じ…
わからない。
レコードでは満足できなくて
生の音で聴きたくて…
管弦楽のコンサートの演奏を探しまくり
何度か聴きに行った。
ステレオからの音では気づかなかった
ファゴット、コントラバスの低音の響きに涙し…
おもわずホールの天井を見上げたことを憶えている…
何かが降りてきているような気がして…。
その時にしか聴けない音が…
聴きたくて。
楽器や演奏者、時間も場所が変わっても…
その音に込められた想いは
いつか初めて聴いた時と同じように…
いつまでも変わらない。
そう
信じて。
ロンド形式の、さわやかでにぎやかなフィナーレが大好きです。
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シオン
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-10-19
1979年10月25日2枚目のシングルとしてリリースされ、今もなお、沢田聖子の原点として唄い続けている1曲。デビュー前…シンガーソングライターとしてのデビュー前。自作曲も殆どなかったデビュー前にイルカから練習曲として贈られた楽曲。600円を握りしめ、自宅近くのレコード店に走り…その時、レコード店からもらった販促チラシとブロマイドは今も大切な宝物。時には春風に乗って…時には…秋風に乗って。風のように すり抜けて行く…その後ろ姿を追って…。この秋でもう…この10月でもう…もう…。
初期クラウン時代
vega
2014-10-19T21:22:27+09:00
2枚目のシングルとしてリリースされ、
今もなお、沢田聖子の原点として唄い続けている1曲。
デビュー前…
シンガーソングライターとしてのデビュー前。
自作曲も殆どなかったデビュー前に
イルカから練習曲として贈られた楽曲。
600円を握りしめ、自宅近くのレコード店に走り…
その時、レコード店からもらった販促チラシとブロマイドは
今も大切な宝物。
時には春風に乗って…
時には…
秋風に乗って。
風のように すり抜けて行く…
その後ろ姿を追って…。
この秋でもう…
この10月でもう…
もう…。
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Montage
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-09-16
初めて君に恋をした せつない空の青 空の青。 好きになるほど… 好きになればなるほど… いつしか… 生きてゆくことが時々… 悲しみ運んできても… はるか遠くで 待ってる夏も… きっとそばにいたい… そばにいたい。 Promise me you will be … I will be …
未分類
vega
2014-09-16T21:24:24+09:00
初めて君に恋をした
せつない空の青
空の青。
好きになるほど…
好きになればなるほど…
いつしか…
生きてゆくことが時々…
悲しみ運んできても…
はるか遠くで 待ってる夏も…
きっとそばにいたい…
そばにいたい。
Promise me
you will be …
I will be …
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ラストダンス
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-08-29
信じてた。 どこかで勝手に… そう… 勝手に。 傷つけるとわかっていても どこかで… あまえて…。 そう 信じてた… 勝手に。 もう… 戻せない時間。 けれども。 もう一度。 もう一度… 取り戻すまで… 何度でも。
未分類
vega
2014-08-29T21:25:53+09:00
どこかで勝手に…
そう…
勝手に。
傷つけるとわかっていても
どこかで…
あまえて…。
そう
信じてた…
勝手に。
もう…
戻せない時間。
けれども。
もう一度。
もう一度…
取り戻すまで…
何度でも。
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Teo Torriatte
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-08-15
子々孫々に至るまで… この美しい風景を。
未分類
vega
2014-08-15T21:08:02+09:00
子々孫々に至るまで…
この美しい風景を。
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秋
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-08-10
未分類
vega
2014-08-10T19:51:13+09:00
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川の流れ
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-07-07
少し…お休みをさせてください。これまでたくさんの人に読んでいただき、感謝しております。好きな人をいつまでも好きでいたいから。もう一度あの川の流れに戻りたいから。
未分類
vega
2014-07-07T20:45:25+09:00
お休みをさせてください。
これまでたくさんの人に読んでいただき、
感謝しております。
好きな人を
いつまでも好きでいたいから。
もう一度
あの川の流れに戻りたいから。
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Respect
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-07-03
最近流行りのカタカナ言葉。 " リスペクト " 調べてみると、「 敬意を表す 」 が直訳のよう。 音楽や作品等の分野でよく使われるという。 " リスペクトする " コンサートやライヴに於いて、敬意を表す姿勢とは何なのか。 リスペクトする気持ちって、何なのか…。 不特定多数のお客さんが集まるホール、ライヴハウス。 全ての人が同じ気持ちで来ているわけでもなく、 同じ想いを持って客席に座るわけではない。 たまたま最前列に座ってしまって、周りの雰囲気に戸惑い、 困り果てる人もいるだろう。 試しに観に来て、観察するような態度の人もいるだろう。 けれども、それをすべて受け入れて、 その日の最高のステージを魅せるのがプロ。 最初はつまらなそうな顔をしたお客さんを、 最後には笑顔にさせるのが、生のステージの魅力。 感情の表し方は人ぞれぞれ。 照れくさくて、あからさまに態度に出せない人もいる。 つまらなそうな顔をしていても、心は… 人ぞれぞれ…。 けれども、みんな同じなのは… これだけは、絶対に変わらないはずなのは… 拍手。 どんな人でも、 その日の最高のステージを魅せてくれた時には、 心からの大きな拍手を贈るはず。 ありがとう… と。 それこそが、 最高の " リスペクト "
未分類
vega
2014-07-03T20:29:06+09:00
" リスペクト "
調べてみると、「 敬意を表す 」 が直訳のよう。
音楽や作品等の分野でよく使われるという。
" リスペクトする "
コンサートやライヴに於いて、敬意を表す姿勢とは何なのか。
リスペクトする気持ちって、何なのか…。
不特定多数のお客さんが集まるホール、ライヴハウス。
全ての人が同じ気持ちで来ているわけでもなく、
同じ想いを持って客席に座るわけではない。
たまたま最前列に座ってしまって、周りの雰囲気に戸惑い、
困り果てる人もいるだろう。
試しに観に来て、観察するような態度の人もいるだろう。
けれども、それをすべて受け入れて、
その日の最高のステージを魅せるのがプロ。
最初はつまらなそうな顔をしたお客さんを、
最後には笑顔にさせるのが、生のステージの魅力。
感情の表し方は人ぞれぞれ。
照れくさくて、あからさまに態度に出せない人もいる。
つまらなそうな顔をしていても、心は…
人ぞれぞれ…。
けれども、みんな同じなのは…
これだけは、絶対に変わらないはずなのは…
拍手。
どんな人でも、
その日の最高のステージを魅せてくれた時には、
心からの大きな拍手を贈るはず。
ありがとう… と。
それこそが、
最高の " リスペクト "
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名古屋へ
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-28
6月24日シンガーソングライター村下孝蔵氏のご命日。1999年に病で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。享年46歳。90年代に弾き語りのジョイントライヴのツアーで地方都市を回り、沢田聖子さんがギターを弾くきっかけにもなった村下孝蔵氏。6月24日の命日には、村下孝蔵の名曲を唄う『 Forever Live 』 と銘打った追悼ライヴを毎年開催している。この週末は、名古屋・大阪にて。 ジョイントでのエピソード等、想い出をMCで語る。ベンチャーズと加山雄三が大好きだった…肉が大好きで、朝からミックスフライを食べていた…ギターが大好きで、少年のまま大人になったような人だった…。懐かしそうに、遠くを見つめるように…語る。けれどもこれ以上、村下さんの想い出は増えない…とも。お亡くなりになって、ギターを本格的に手にするようになり、今ではライヴの楽曲の7割近くが、ギターによるもの。プロとしてステージで弾けるようになるまでには、納得行くまでには、どれほどの練習を重ねて来たことか…。ステージ中央で遠くを見つめる瞳…その瞳の先…。今日も…重い足取りで…名古屋へ。
Forever Live
vega
2014-06-28T07:55:01+09:00
シンガーソングライター村下孝蔵氏のご命日。
1999年に病で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
享年46歳。
90年代に弾き語りのジョイントライヴのツアーで地方都市を回り、
沢田聖子さんがギターを弾くきっかけにもなった村下孝蔵氏。
6月24日の命日には、村下孝蔵の名曲を唄う
『 Forever Live 』 と銘打った追悼ライヴを毎年開催している。
この週末は、名古屋・大阪にて。
ジョイントでのエピソード等、想い出をMCで語る。
ベンチャーズと加山雄三が大好きだった…
肉が大好きで、朝からミックスフライを食べていた…
ギターが大好きで、少年のまま大人になったような人だった…。
懐かしそうに、遠くを見つめるように…語る。
けれどもこれ以上、村下さんの想い出は増えない…とも。
お亡くなりになって、ギターを本格的に手にするようになり、
今ではライヴの楽曲の7割近くが、ギターによるもの。
プロとしてステージで弾けるようになるまでには、
納得行くまでには、どれほどの練習を重ねて来たことか…。
ステージ中央で
遠くを見つめる瞳…
その瞳の先…。
今日も…
重い足取りで…
名古屋へ。
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近況
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-26
5月から始まった全国ツアー。元気に突っ走っている沢田聖子さん6月22日の日曜日に、全国ツアー5本目の柏ライヴを終え…。翌23日の月曜日は、世田谷区のコミュニティーラジオ『 アフタヌーン・パラダイス 』 の4時間の公開生放送。24日の火曜日は、東京での村下孝蔵追悼ライヴ。そして昨晩は、USTREAMで月1回配信のレギュラー番組『 沢田聖子と圭二郎の ショートケーキのヨル。 』4日連続の出演に、疲れもたまるだろうな…と思っていたら…。何のことはない、自分が高熱で悲鳴を上げる始末。先週末から " 寝冷え " により風邪気味だったにも関わらず、柏ライヴ、公開生番組で4時間以上立ちっぱなしの観覧。共に終了後に飲んだくれてしまい…朝からの熱を押しての、追悼ライヴ…。身体が悲鳴を上げないわけがない…。みなさまの所に訪れることもなかなか出来ず…『 Singer Song Writer ~ BLUE ~ 』 レビュー vol,3も、書きかけのまま、停滞。レビューを含めて、書きたい題材が山積なのですが…。今日ようやく微熱にまで下がり、完全復活まであとひと息。が……この週末は、名古屋・大阪遠征。無茶をして、自分のやるべきことを疎かにはしないように、姫に顔向けのできない真似だけは、しないように…。逢いに行ったせいで仕事を休むことだけは、絶対にしない。
SSW ~BLUE~
vega
2014-06-26T20:38:14+09:00
元気に突っ走っている沢田聖子さん
6月22日の日曜日に、全国ツアー5本目の柏ライヴを終え…。
翌23日の月曜日は、世田谷区のコミュニティーラジオ
『 アフタヌーン・パラダイス 』 の4時間の公開生放送。
24日の火曜日は、東京での村下孝蔵追悼ライヴ。
そして昨晩は、USTREAMで月1回配信のレギュラー番組
『 沢田聖子と圭二郎の ショートケーキのヨル。 』
4日連続の出演に、疲れもたまるだろうな…
と思っていたら…。
何のことはない、自分が高熱で悲鳴を上げる始末。
先週末から " 寝冷え " により風邪気味だったにも関わらず、
柏ライヴ、公開生番組で4時間以上立ちっぱなしの観覧。
共に終了後に飲んだくれてしまい…
朝からの熱を押しての、追悼ライヴ…。
身体が悲鳴を上げないわけがない…。
みなさまの所に訪れることもなかなか出来ず…
『 Singer Song Writer ~ BLUE ~ 』 レビュー vol,3も、
書きかけのまま、停滞。
レビューを含めて、書きたい題材が山積なのですが…。
今日ようやく微熱にまで下がり、完全復活まであとひと息。
が……
この週末は、名古屋・大阪遠征。
無茶をして、自分のやるべきことを疎かにはしないように、
姫に顔向けのできない真似だけは、しないように…。
逢いに行ったせいで仕事を休むことだけは、絶対にしない。
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『Singer Song Writer ~BLUE~』 レビュー vol.2
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-15
『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』 レビュー vol.2全15曲収録アルバムの、中盤の5曲。 6. ボヘミアン 7. 色褪せた海 8. さよなら貴方 9. 想い出のオルゴール 10. 自問-------------------------------------------------------------------------♪ ボヘミアン ♪オリジナルは、1983年6枚目のアルバム 『 流れる季節の中で 』 収録。沢田聖子・真の卒業アルバムとして君臨する名盤の中、少女から大人の女性へと想いが移りゆく時代、現実と夢のはざ間を行き来する楽曲が増えてきた時代。短大を卒業し、プロのアーティストとしてもう戻ることのできない、甘えの許されないアーティスト人生を歩き始めた聖子さん。まわりの期待も注目度も、正に沸点にさしかかった時に生まれた沢田聖子元気ソングのひとつでもある 『 ボヘミアン 』 。自らが信じる道を歩き続ける…という沢田聖子の基本スタンスを象徴するその迷いを振り切るために、自らにも投げかけている楽曲。同じ世代の若者と自らのアーティスト人生と照らし合わせ、自分にしか出来ない何かをつかもうと…。ファンからのリクエストもステージで唄う頻度も高く、男性目線から見た楽曲であるため、ことさら人気が高い。生まれ変わったアレンジは、これまたどこかで聴いたことのありそうな、80年代サウンド。当時、沢田聖子さんの後に女性シンガーソングライターが続々と現れ、その彼女たちが唄っていた流行りのサウンドを思い出す…。落ち着いた沢田聖子さんのヴォーカルが救い、と言っては酷か…。個人的には…人生の深みと重みを加えたアレンジを期待していた。ただステージ向けとして最適な楽曲であるため、アップテンポで仕上げることが必須だったことは仕方のないこと。この楽曲を眉をひそめて唄う情景は、らしくない。けれどもこの機会だからこそ、この楽曲こそもっと装いを代え、違ったアプローチで仕上げてこそ、さらに輝いたのでは…と個人的に…。-------------------------------------------------------------------------♪ 色褪せた海 ♪オリジナルは、12枚目のシングル 『 あなたからF.O. 』 のC/Wとして収録され、アルバムには収録されていない。ステージでも滅..
SSW ~BLUE~
vega
2014-06-15T11:00:16+09:00
全15曲収録アルバムの、中盤の5曲。
6. ボヘミアン
7. 色褪せた海
8. さよなら貴方
9. 想い出のオルゴール
10. 自問
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♪ ボヘミアン ♪
オリジナルは、1983年6枚目のアルバム 『 流れる季節の中で 』 収録。
沢田聖子・真の卒業アルバムとして君臨する名盤の中、
少女から大人の女性へと想いが移りゆく時代、
現実と夢のはざ間を行き来する楽曲が増えてきた時代。
短大を卒業し、プロのアーティストとしてもう戻ることのできない、
甘えの許されないアーティスト人生を歩き始めた聖子さん。
まわりの期待も注目度も、正に沸点にさしかかった時に生まれた
沢田聖子元気ソングのひとつでもある 『 ボヘミアン 』 。
自らが信じる道を歩き続ける…
という沢田聖子の基本スタンスを象徴する
その迷いを振り切るために、自らにも投げかけている楽曲。
同じ世代の若者と自らのアーティスト人生と照らし合わせ、
自分にしか出来ない何かをつかもうと…。
ファンからのリクエストもステージで唄う頻度も高く、
男性目線から見た楽曲であるため、ことさら人気が高い。
生まれ変わったアレンジは、
これまたどこかで聴いたことのありそうな、80年代サウンド。
当時、沢田聖子さんの後に女性シンガーソングライターが続々と現れ、
その彼女たちが唄っていた流行りのサウンドを思い出す…。
落ち着いた沢田聖子さんのヴォーカルが救い、と言っては酷か…。
個人的には…
人生の深みと重みを加えたアレンジを期待していた。
ただステージ向けとして最適な楽曲であるため、
アップテンポで仕上げることが必須だったことは仕方のないこと。
この楽曲を眉をひそめて唄う情景は、らしくない。
けれどもこの機会だからこそ、この楽曲こそもっと装いを代え、
違ったアプローチで仕上げてこそ、さらに輝いたのでは…
と個人的に…。
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♪ 色褪せた海 ♪
オリジナルは、12枚目のシングル 『 あなたからF.O. 』 の
C/Wとして収録され、アルバムには収録されていない。
ステージでも滅多に唄われることのない、幻の楽曲のひとつ。
シングルB面の自作楽曲には、隠れた名曲が多かったクラウン時代。
日本フォノグラムに移籍し、その方程式が崩れ始め、
シングルヒットを狙うA面の曲調がB面にも影響していた時代。
『 あなたからF.O. 』 のシングルカットが急きょ決まり、
やや急場しのぎの感もあった 『 色褪せた海 』 。
80年代特有のサビのコーラスアレンジが、どうにもこそばゆい。
本人も気に入っていなかったアレンジだったらしく、
積極的に唄うことはなかった、と語っている。
このアルバムのアレンジでは、
力強いギターとドラムのイントロから始まり、
ヴォーカルに入る間際のギターフレーズが印象的。
リフレインするサビの歌詞をどのように魅せるか…
が命綱と言っても良い楽曲。
オリジナルのフニャフニャ感を一掃するように、
ありったけの音を載せた感はあるものの、
荘厳なエンディングに向かう流れに
当時のアレンジへの憤懣やるかたなさが見てとれる。
再び琴線に触れる締めのギターが、心憎い。
オリジナルではさらっと聴き流していた楽曲を
力強くまとめあげ、聴き応えのある楽曲に仕上げた秀作。
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♪ さよなら貴方 ♪
1983年6枚目のオリジナルアルバム 『 流れる季節の中で 』 収録。
未発表曲として、アルバム収録前にステージで披露していた楽曲。
10代の淡い恋心と伝わらなかった想い、伝えられなかった想い。
移りゆく季節と想いを重ね合わせたピュアなラヴソング。
流れる季節の中での、青の時代の手前の、みどりの頃の想い。
まったくの創作、と言い訳のように公言する 『 さよなら貴方 』 。
けれどもファンなら、ここまで乙女チックな歌詞は創作…とわかる。
沢田聖子さんが乙女チックでもロマンチストでもないことは、昔から…。
現実に向き合った時のラヴソングは、もっと深い切り口を見せる。
そして、多くを語らない。
フォークの懐かしさを残しつつの、アコギのアルペジオ。
ストレートなヴォーカルが、直球の想いを届ける。
" 好きだった貴方 " を唄うラヴソングだけあって、
当時も今も、ファンの人気はほどほど。
もしこの詩が男性目線からのシチュエーションだったなら、
沢田聖子定番のラヴソングになっていたであろう…。
それくらい
その想いは、ピュア…。
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♪ 想い出のオルゴール ♪
1984年8枚目のオリジナルアルバム 『 風の予感 』 収録。
自作楽曲が2曲という、全てのフルアルバムの中で最小のアルバム。
次々に新譜がリリースされた、アルバムラッシュと呼ばれた時代。
このアルバムにも収録されたシングルの大ヒットをもくろみ、
レコード会社は、社運を賭けるほどの大セールスプロモーションを展開。
楽曲もイメージも、ステージスタイルをも変えようとしていた制作サイド。
ラジオのリクエスト番組等への組織票をレコード会社がファンに指示し、
そのあからさまなプロモーションに、ファンは辟易した。
ファンも巻き込んだ販売戦略は、ファンの心をつかみ損ね…
ファンの何たるかを知らず、ファンを甘く見たレコード会社の失策。
大ヒットどころか、" 惨敗" と言っていい結果に終わり…
ファンはぶつけ所のない怒りを手に残し…。
そして、多くのファンが離れた。
ファンも沢田聖子さんも、この時失ったものは、計り知れない。
そんなアルバム『風の予感』の中、唯一の救いとなった楽曲。
沢田聖子さんが、初めて " 人の死 " と向き合った楽曲。
そのエピソードはあまりにも有名で、言わずもがな。
他の誰も手を触れてはいけない。
ただ、その唄声と想いに耳を傾けるだけ。
見守るだけ。
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♪ 自 問 ♪
オリジナルは1983年7枚目のアルバム 『 ターニング・ポイント 』 収録。
リリース当時は、ステージではアップテンポの楽曲としての定番だった。
初めてフルの専属バックバンドがつき、全国ツアーにも同行した。
バンド名は「ヘルニーズ」だったり「沢田バンド」だったり、
些細なことにこだわらない性格が如実に表れていた。
専属のフルバンドをバックに華麗な衣装に身を包み…
その姿にみんなもろ手を挙げてはしゃいでいた時代。
今でこそ、この楽曲は当時の音楽活動への疑問や不満、
そして迷いを綴った楽曲であることは知られているが…
当時はもっと前向きな、ファンへのメッセージとして認知されていた。
夢を持ち続けて…
夢を捨ててはダメ…
私も走り続けるから、みんなも一緒に…
信じられるものがあるはずだから…と。
澱みにも似た、行く先の見えない暗闇へと誘うイントロ。
アレンジだけでなく、ところどころ音符も半音動かし、
誰に向けているのかもわからない悲痛な叫びが、
慕う者の思考力と言葉を奪う。
袋小路とわかっていながら、暗闇の奥底へ…。
" ファンのことなんて、何も考えていなかった… "
と残して、暗闇の奥に消えて行ったあの日。
ひたすらに追いかけていた
何も恐れていなかった、青の時代。
袋小路に気付いた時は、…
もう、自問することすら出来なく…。
大きく広がる空の青さが
とても眩しかったはずの…
青の時代。
瑴
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『Singer Song Writer ~BLUE~』 レビュー vol.1
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-12
5月25日にリリースされた32枚目のオリジナルアルバム『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』セルフカバーアルバムの第2弾として、昨年の 『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』 の後の時代、1982年から1984年の自作楽曲をセルフカバー。クラウンレコードからフォノグラムに移籍し、シンガーソングライターとして次への飛躍を誰もが期待し、大きく羽ばたく沢田聖子さんの姿を願っていた頃の楽曲たち。全15曲収録アルバムの、前半の5曲。『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』 レビュー vol.1 1. 走って下さい 2. 悲しむ程まだ人生は知らない 3. 蒼い風景 4. 青春エピローグ 5. あなたからF.O.-------------------------------------------------------------------------♪ 走って下さい ♪今回のアルバムの最大の目玉と注目された、" 沢田聖子元気ソング " の代表選手。オリジナルは、1982年4枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 収録。30年以上に亘る、たくさんのファンの想いが詰まったこの楽曲のアレンジ、並々ならぬプレッシャーがあったことは、想像に難くない。アルバムの1曲目、オリジナルの頭サビの涼やかなアカペラは、腰を下ろしてスタートの号砲を待つ緊張感にも似ている。そして息つく間も与えずに、一気に走り出す。新たなアレンジは、オリジナルの疾走感、透明感がやや失われ、コーラスにしても乾いた音が気になり、物足りなさは否めない。キーボードの小気味よいテンポが印象的だったオリジナルに対しギター、リズム楽器、シンセ等、いろんな音が重なりあってしまい、ストレートなインパクトにやや欠ける。音が多すぎの感があり、サビのコーラスも耳障り寸前。音が喧嘩をしている…という使い古された表現が出てきそうなほど…。間奏のギターソロは、オリジナルの完成度が高すぎてやはり超えられなかったか…と。たくさんの想いを積み重ね、ファンと一緒に走り続けてきた楽曲。それぞれの想いを計り知ることは不可能で、正解はないのかもしれない。どんなに時間をかけて、どんなに秀逸なアレンジに仕上げても、オリジナルを超えることは絶対に不可能な 『 走って下さい 』。音符やコード、楽器ではなく、想いが形になった楽曲だから…。これからも..
SSW ~BLUE~
vega
2014-06-12T11:08:11+09:00
『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』
セルフカバーアルバムの第2弾として、
昨年の 『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』 の後の時代、
1982年から1984年の自作楽曲をセルフカバー。
クラウンレコードからフォノグラムに移籍し、
シンガーソングライターとして次への飛躍を誰もが期待し、
大きく羽ばたく沢田聖子さんの姿を願っていた頃の楽曲たち。
全15曲収録アルバムの、前半の5曲。
『 Singer Song Writer ~BLUE~ 』 レビュー vol.1
1. 走って下さい
2. 悲しむ程まだ人生は知らない
3. 蒼い風景
4. 青春エピローグ
5. あなたからF.O.
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♪ 走って下さい ♪
今回のアルバムの最大の目玉と注目された、
" 沢田聖子元気ソング " の代表選手。
オリジナルは、1982年4枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 収録。
30年以上に亘る、たくさんのファンの想いが詰まったこの楽曲のアレンジ、
並々ならぬプレッシャーがあったことは、想像に難くない。
アルバムの1曲目、オリジナルの頭サビの涼やかなアカペラは、
腰を下ろしてスタートの号砲を待つ緊張感にも似ている。
そして息つく間も与えずに、一気に走り出す。
新たなアレンジは、オリジナルの疾走感、透明感がやや失われ、
コーラスにしても乾いた音が気になり、物足りなさは否めない。
キーボードの小気味よいテンポが印象的だったオリジナルに対し
ギター、リズム楽器、シンセ等、いろんな音が重なりあってしまい、
ストレートなインパクトにやや欠ける。
音が多すぎの感があり、サビのコーラスも耳障り寸前。
音が喧嘩をしている…
という使い古された表現が出てきそうなほど…。
間奏のギターソロは、オリジナルの完成度が高すぎて
やはり超えられなかったか…と。
たくさんの想いを積み重ね、ファンと一緒に走り続けてきた楽曲。
それぞれの想いを計り知ることは不可能で、正解はないのかもしれない。
どんなに時間をかけて、どんなに秀逸なアレンジに仕上げても、
オリジナルを超えることは絶対に不可能な 『 走って下さい 』。
音符やコード、楽器ではなく、想いが形になった楽曲だから…。
これからも、沢田聖子の元気ソングの代表選手で。
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♪ 悲しむ程まだ人生は知らない ♪
オリジナルは、1983年7枚目のアルバム 『 ターニング・ポイント 』 収録。
日本フォノグラムへの電撃移籍が決まり、その第一弾のアルバム。
沢田聖子さん本人はこの楽曲をアルバムタイトルに、と切望したが、
レコード会社のプロモーション事情から、叶うことはなかった。
新たなアレンジの 『 悲しむ程まだ人生は知らない 』 は
このアルバムを象徴するような、鉄板の7~80年代邦楽サウンド。
シンセとギターがおしゃれに主メロを奏で、
管楽器とストリングスがダンス踊るように絡みあい、
ウィンドチャイムがさわやかな風を吹き流す…。
聴き飽きるほど聴いた、バブル時代のサウンド。
どこかで聴いたことのある、やさしさに包まれたアレンジが、
どこか空々しく響くのは気のせいか…。
サビのコーラスアレンジは見事で、とても聴き心地が良い。
これが新曲なら、何も言うことはない。
けれどもこの楽曲は…
あの頃、当時の流行りのサウンドだけにとらわれず、
どこか懐かしいフォークの香りを漂わせていた沢田聖子の楽曲。
あの音に惹かれた当時のファンにとって…
今さら、あの時代の流行りのアレンジで聴きたくはない…
と思うのは、わがままか…。
良い仕上がりであることは間違いないものの…
こんなに軽やかに、さらっと唄われると
あの時の想いをどうしたらいいのか…
今も手に残っているあの頃の想いを…
どうしたら良いのか…
どこにしまえば良いのか…。
あまりにきれいに仕上がり過ぎて、
あの武骨なオリジナルが懐かしくなる…。
30年前を振り返って…
あの頃は…とは決して思わないけれど…
あの頃の淡い恋心、悔し涙、後悔…
時には振り返ることも…と語ってくれたあの日。
青春の1ページはまだ終わらない…
悲しむ程まだ人生は知らない。
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♪ 蒼い風景 ♪
オリジナルは、1983年6枚目のオリジナルアルバム
『 流れる季節の中で 』 収録。
旧クラウン時代最後のアルバムは、前作の 『 卒業 』 のヒットもあり、
リリース前から大きな期待と注目を一身に集めていたものの、
すでに水面下で流れていた移籍騒動に巻き込まれ
正当な評価を得られないまま、新天地へと話題が移ってしまった…
悲運の名盤。
アーティストとしても一人の女性としても、
沢田聖子さんの大きく成長した姿を魅せてくれた1枚。
全体のストーリー性も秀逸で、楽曲の配置に思わず唸るほど…。
ゆったり流れる大河を思わせる、スケール感あふれる1枚。
オリジナルアルバムでも3曲目に収録された 『 蒼い風景 』 。
当時からあまり陽の目を見ることのなかった、地味な楽曲。
初めて赤裸々な想いを綴った衝撃のラヴソング…
と水面下で噂され、ファンも手を触れられずにいた楽曲。
ウェーブするシンセと力強いドラムの響きが、
その胸の内を如実に映し出しているかのよう…。
新たなアレンジは、
その想いを継承するようなギターストロークとドラムス。
吐息にも似たヴォーカル、サビの透明感あるコーラスアレンジ、
間奏のギターソロからツインへの流れ…
そして、エンディング。
まるで設計されたような、計算しつくされたような流れ。
手法は変わっても、当時と何も変わっていない想い。
あの時、止まった時間。
終わりを告げた想い。
完成度の高いサウンドの裏に潜む、
乱れんばかりの蒼い風景が…
再び。
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♪ 青春エピローグ ♪
オリジナルは、1982年4枚目のオリジナルアルバム 『 卒業 』 収録。
リリース当時から、ファンの人気も評価も高いラヴソング。
リクエストも多くライヴで唄う頻度も高い、
沢田聖子ラヴソングのスタンダードナンバーのひとつ。
当初のタイトルは、自らがつけた 『 早春賦 』 だったが、
やや地味な感が否めなかったためか変更を余儀なくされた。
ところがレコーディングに入ってもタイトルが決まらず、
挙句の果てレコーディング・ディレクターがつけたタイトル。
まだ本当の恋も知らなかった時代…
と前作 『 Singer Song Writer ~GREEN~ 』 で語っていた想いが
まだこの時代でも脈々と息づいている、緑が残る時代。
緑から青の時代への過渡期。
イントロのギターの鳴きが、強烈なインパクトのオリジナル。
このイントロにすべての想いが集約されている、
と言っても過言ではないほどの、せつないギターの鳴き。
このイントロだけで涙溢れる…
手を触れてはいけない禁断のイントロ。
小節ごとに挟んでくるピアノの音色も絶妙。
間奏のギターソロからエンディングへの流れも鳥肌もの。
大サビのヴォーカルに胸が張り裂けたファンは、数知れず…。
まさに、思春期の沢田聖子失恋ソングの最高峰。
新たなアレンジは、
ピアノとアコギ、ストリングスのスローな導入部。
落ち着いたかすれ気味のヴォーカルは、
当時の昂る想いを、敢えて抑えるように…。
まだ本当の想いを知らなかった時代から、
今は、あの頃の想いをなぞる時代へ。
もともとのタイトル 『 早春賦 』 が、ふと…。
大サビへの流れは、オリジナルの余韻を残しつつ…
抑える胸の高鳴りを、後押しするように。
けれども、ギターもヴォーカルも
あの頃の鳴きは…
ない。
大人の失恋ソングに装いを代えた
今だから唄える…
『 早春賦 』
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♪ あなたからF.O. ♪
シングルヒットを求められていた沢田聖子さんが、
キャッチーなメロディを意識したと公言する1曲。
オリジナルは、1984年9枚目のアルバム 『 INGENUE 』 収録。
その5か月後、12枚目のシングルとしてシングルカット。
夏のスペシャルミニアルバムとしてリリースされた 『 INGENUE 』。
沢田聖子さんがこのアルバムのために書き下ろした楽曲は、
レコード会社が描いていた構想と折り合わず、すべて差し替えとなった。
フォノグラム時代最高の名曲、とまで評価された 『 あなたからF.O. 』。
アルバム収録時の 『 あなたからF.O. 』 は、イントロダクションの
『 アンジェーヌのテーマ 』 からクロスフェードし、
エンディングはフェードアウトではない、粋なアレンジ。
ファンの想いからすれば、シングル盤の 『 あなたからF.O. 』 ではなく
アルバム収録の 『 あなたからF.O. 』 がこの楽曲の始まり。
新たなアレンジでは、このアルバムを象徴するギターサウンドが前面に。
イントロから、オリジナルのイメージを払しょくさせるようなエレキギター。
多くのファンが違和感を持ったはずのイントロ。
透明感あふれるソロヴォーカルが沢田聖子の魅力のひとつであり、
この楽曲も、オリジナルの伸びのあるヴォーカルは絶品。
その透明感をかき消すように、頭サビからコーラスの嵐。
あえてあの頃の想いを打ち消すように。
ファンが抱いたあの頃の想いまで…。
沢田聖子さんにとっては、ヒットを意識して作った1曲。
フォノグラム時代を代表する名曲と謳われながら、
その結果と過程には、決して納得していなかった聖子さん。
ヒット曲とは…
売れたいけど、売れるとはどういうことなのか…
ヒット曲を作りたいが、ヒット曲とは何か…
ヒット曲・売れる曲が、良い作品なのか…
沢田聖子さんが迷宮の入り口に差し掛かった…
苦悩の時代に入った沢田聖子さんの…
青の時代を象徴する 『 あなたからF.O. 』
後年、
何も語らず…
F.O.
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【 編集後記 】
前半の5曲から難しい楽曲が並び、
この時代は簡単には書けない…と痛感。
この5曲を仕上げるだけで疲労困憊。
やや辛口になってしまったかもしれませんが…
沢田聖子さんのダメなところも好きになったように、
納得のいかない、好みではない楽曲にも正直に向き合う…。
沢田聖子なら何でも良い、というファンにはなりたくなく…
そんなスタンスで正直に綴っています。
音楽の好みは、人それぞれ。
創った方々も、ファンの色々な感想を心待ちにしているはず。
「 ぜんぶ良い 」 では、張り合いがないはず。
自分の想いを正直に伝えてこそのファンです。
次回は、中盤の5曲。
これまた難問の楽曲が目白押し…。
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夜空の星
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-10
小さな星の 小さな光が… ささやかな幸せを うたってる。 今日も。 名もない星が ささやかな幸せを… 祈ってる。 今日も…。 ささやかで 小さな幸せを 小さな夢を みんなで一緒に追いかけた時代。 名もない星が… 小さいけれども 夜の空に瞬く星に… ささやかな幸せを 祈ってる。 今夜も。
SSW ~BLUE~
vega
2014-06-10T21:43:42+09:00
小さな星の
小さな光が…
ささやかな幸せを
うたってる。
今日も。
名もない星が
ささやかな幸せを…
祈ってる。
今日も…。
ささやかで
小さな幸せを
小さな夢を
みんなで一緒に追いかけた時代。
名もない星が…
小さいけれども
夜の空に瞬く星に…
ささやかな幸せを
祈ってる。
今夜も。
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奈良へ
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-06
横浜、東京を終えた全国ツアー。今週末の3日目は奈良、翌日の4日目は京都。このツアー初の遠征。遠征先での観光は、楽しみの一つ。日常の喧噪と仕事から解放され、忘れていたものを思い出させてくれる貴重な時間。新しいギタリストさんを迎えた新編成での、初の遠征。すでに前乗りしている御一行。車中、どんな話題に華を咲かせていたのか。当日、各地からその場所を目指して集まる様を空から見ているような気持ちになる旅の道中。その一点を目指して…その想いを目指して。
SSW ~BLUE~
vega
2014-06-06T22:48:03+09:00
今週末の3日目は奈良、翌日の4日目は京都。
このツアー初の遠征。
遠征先での観光は、楽しみの一つ。
日常の喧噪と仕事から解放され、
忘れていたものを思い出させてくれる貴重な時間。
新しいギタリストさんを迎えた新編成での、初の遠征。
すでに前乗りしている御一行。
車中、どんな話題に華を咲かせていたのか。
当日、各地からその場所を目指して集まる様を
空から見ているような気持ちになる旅の道中。
その一点を目指して…
その想いを目指して。
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静寂の青
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-05
昨年の 『 2013 全国ツアー☆Singer Song Writer~GREEN~ 』初日の5月26日に東京吉祥寺のライヴハウスを皮切りに、11月末までノンストップの全国32か所、35ステージを敢行。そのツアー2日目の、6月1日の山梨県甲府市でのライヴ。ここから始まった 『 SHOKO!と叫び隊 』 そして 『 はちまき隊 』3枚目のシングルB面に収録された 『 素敵な朝 』。当時巻き起こった、" SHOKOコール " を再現するように…当時はなかった手作りの鉢巻を頭に、若かりし想いを再び…と叫んだ " SHOKOコール " 。たった6人で始めた、手作りのはちまきを巻いてのコール。沢田聖子さんを、もう一度アイドルに。と思って始めた " SHOKOコール " 。それでもいざとなると、脂汗を流しながらだったコール。ステージ上の、やや呆れた瞳と苦笑いの表情を見守りながら…。少しづつ輪が広がり始め、いつかは、会場全員でのコールを…と目指したものの、もう一つ力が足りずに…。それまで一切、手回しをしなかったけれど…必ず最後までには、会場全員で…と信じていたけれど。11月23日の千秋楽の川崎で、初めて裏工作を仕掛け…増殖した " はちまき隊 " の中でのアンコール。終わった…。後にも先にもなかった、想い出のツアーは…少しほろ苦さが残る…最高の千秋楽に。あれから1年。青の時代に入り…あのはしゃぎまくった時代から、一歩大人になって。もう戻らない時代だけれど…あの時、再び甦った少年少女の想い。今再び甦る…青の時代は…今はまだ、見守るだけ。今はただ…静かに。
SSW ~GREEN~
vega
2014-06-05T22:53:58+09:00
初日の5月26日に東京吉祥寺のライヴハウスを皮切りに、
11月末までノンストップの全国32か所、35ステージを敢行。
そのツアー2日目の、6月1日の山梨県甲府市でのライヴ。
ここから始まった 『 SHOKO!と叫び隊 』
そして 『 はちまき隊 』
3枚目のシングルB面に収録された 『 素敵な朝 』。
当時巻き起こった、" SHOKOコール " を再現するように…
当時はなかった手作りの鉢巻を頭に、
若かりし想いを再び…と叫んだ " SHOKOコール " 。
たった6人で始めた、手作りのはちまきを巻いてのコール。
沢田聖子さんを、もう一度アイドルに。
と思って始めた " SHOKOコール " 。
それでもいざとなると、脂汗を流しながらだったコール。
ステージ上の、やや呆れた瞳と苦笑いの表情を見守りながら…。
少しづつ輪が広がり始め、
いつかは、会場全員でのコールを…
と目指したものの、もう一つ力が足りずに…。
それまで一切、手回しをしなかったけれど…
必ず最後までには、会場全員で…と信じていたけれど。
11月23日の千秋楽の川崎で、初めて裏工作を仕掛け…
増殖した " はちまき隊 " の中でのアンコール。
終わった…。
後にも先にもなかった、想い出のツアーは…
少しほろ苦さが残る…
最高の千秋楽に。
あれから1年。
青の時代に入り…
あのはしゃぎまくった時代から、一歩大人になって。
もう戻らない時代だけれど…
あの時、再び甦った少年少女の想い。
今再び甦る…
青の時代は…
今はまだ、見守るだけ。
今はただ…
静かに。
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Sing us a Song
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-06-01
35th Anniversary Tour Singer Song Writer 〜 BLUE 〜 ツアー2日目、東京公演終了。 初日の緊張感から解放され、和やかなステージになった東京ライヴ。 新メンバーのギタリストもご自分の色を出し始め、 聖子さん好みの、繊細でメロディアスな音をご披露してくれた。 少しづつ息が合い始める様子を見ることができる、 ライヴツアー前半戦の楽しみの一つ。 2ステージ観て… どこかしっくり来ないものがあるのは何故か…。 1982年から1984年。 シンガーソングライターとしての力量も認められ、 新しい女性シンガーソングライターのパイオニアとして まさに先頭を突っ走り始めた、青の時代。 学生時代、時間的にも一番ゆとりがあり、 自分の時間と想いのすべてを費やして、 わき目も振らずに、追いかけていた青の時代。 ニューミュージック界のプリンセスが、 さらに大きく翼を羽ばたかせようとしていた… その姿を、みんな喜んで見守っていたはずの… 青の時代。 けれど実は その翼は… すでに傷つき始めていたこと… もがき苦しんでいたことに… 気がつかなかった… 青の時代。 必ずしも名曲揃いというわけではない青の時代。 なのに… いくらコンサート会場を大きくしても、 立ち見がなくならない程の… 沢田聖子全盛期の、青の時代。 遠ざかる後ろ姿。 そんな階段を駆け上って行く聖子さんの後ろを 必死に追いかけていた青の時代。 何も疑わず 何も恐れずに…。 ステージで… デビュー時のことや節目節目で悔しい想いをしたこと、 これまで滅多に口にしなかった想い出も語るようになり…。 何かが動き始めた…。 当時、気がつくことが出来なかった想い。 大切な想いを奪われ… 一生、十字架を背負って生きていくことを覚悟し… 後悔した想い。 さまざまな想いが交錯する… 青の時代。 あの頃の想いを… もう一度唄っておくれ。 想い出ってやつは 必ずしもいいことばかりじゃない。 目を背けたい想い出も… もう一度唄っておくれ。 あの頃の想いを。 忘れようとまでした…..
SSW ~BLUE~
vega
2014-06-01T11:38:41+09:00
35th Anniversary Tour Singer Song Writer 〜 BLUE 〜
ツアー2日目、東京公演終了。
初日の緊張感から解放され、和やかなステージになった東京ライヴ。
新メンバーのギタリストもご自分の色を出し始め、
聖子さん好みの、繊細でメロディアスな音をご披露してくれた。
少しづつ息が合い始める様子を見ることができる、
ライヴツアー前半戦の楽しみの一つ。
2ステージ観て…
どこかしっくり来ないものがあるのは何故か…。
1982年から1984年。
シンガーソングライターとしての力量も認められ、
新しい女性シンガーソングライターのパイオニアとして
まさに先頭を突っ走り始めた、青の時代。
学生時代、時間的にも一番ゆとりがあり、
自分の時間と想いのすべてを費やして、
わき目も振らずに、追いかけていた青の時代。
ニューミュージック界のプリンセスが、
さらに大きく翼を羽ばたかせようとしていた…
その姿を、みんな喜んで見守っていたはずの…
青の時代。
けれど実は
その翼は…
すでに傷つき始めていたこと…
もがき苦しんでいたことに…
気がつかなかった…
青の時代。
必ずしも名曲揃いというわけではない青の時代。
なのに…
いくらコンサート会場を大きくしても、
立ち見がなくならない程の…
沢田聖子全盛期の、青の時代。
遠ざかる後ろ姿。
そんな階段を駆け上って行く聖子さんの後ろを
必死に追いかけていた青の時代。
何も疑わず
何も恐れずに…。
ステージで…
デビュー時のことや節目節目で悔しい想いをしたこと、
これまで滅多に口にしなかった想い出も語るようになり…。
何かが動き始めた…。
当時、気がつくことが出来なかった想い。
大切な想いを奪われ…
一生、十字架を背負って生きていくことを覚悟し…
後悔した想い。
さまざまな想いが交錯する…
青の時代。
あの頃の想いを…
もう一度唄っておくれ。
想い出ってやつは
必ずしもいいことばかりじゃない。
目を背けたい想い出も…
もう一度唄っておくれ。
あの頃の想いを。
忘れようとまでした…
あの頃の想いを。
唄って…。
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Road Movie
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-05-29
SHOKO SAWADA 2013 Road Movie ~ GREEN ~5月25日のニューアルバムと同時発売された、昨年の全国ツアーのロードムービー。映像作品は、約10年ぶりの発売。2007年にリリースされた27枚目のオリジナルアルバム『 すべてに、ありがとう。 』 に2枚組としてDVDが収められているため、正確には、約7年ぶりの映像もの。初めてのビデオは、1985年フォノグラム時代の 『 Potential 』 。かの有名な水着シーンが収められている、幻のビデオクリップ。セブ島でのロケをメインに、街中や海岸を走り回った。ライヴシーンは、六本木スクウェアビルのディスコフロアーでの収録。レコード会社と私設FCが集めたファンの中、半日かけた収録となった。このライヴシーンは、いわゆる口パクのライヴシーンになり、まだビデオクリップという新しいメディアが流行り始めたばかりで、このライヴシーンを受け入れられないファンも少なくなかった。発売後に、口パクのライヴシーンへの評価が分かれた。まだ " プロモーションビデオ " という言葉も馴染みのない時代。賛否両論、ファン同士で言い争いになるほどの激論が交わされた。かく云う自分も、このライヴシーンで当時のファンと大激論になり、お互いに譲らず、ついには縁を切ってしまったファン仲間もいた。若気の至りとはいえ、くだらない論争をしてしまったと思うものの…昔のファンはみんなそれくらい熱く、気概があった。SMC時代に入り、" 時代はビジュアル " という事務所の方針から1991年に 『 Acoustic ~In My Heart Concert~ 』1994年に 『 Anniversary ~In My Heart Concert~ 』2004年の 『 In My Heart Concert ~心は元気ですか~ 』と立て続けに映像作品が発表されている。ライヴシーンをつなぎ合わせたもの、スタジオ収録のもの、スタジオでのライヴシーンのもの等々…沢田聖子さんに限らず、ライヴアーティストの映像ものは、よほどの完成度でない限り、おおよそ空振りに終わることが多い。やはり生のライヴに勝るものはなく、たとえ自分が観たライヴでも、映像作品になれば、単なるダイジェスト版に過ぎず、その時の想いを思い出すことはあっても、同じ想いを持つことは出来ない。その一瞬はその時だけのもので、再現できるものではない。だから、何度..
SSW ~BLUE~
vega
2014-05-29T22:03:51+09:00
SHOKO SAWADA 2013 Road Movie ~ GREEN ~
5月25日のニューアルバムと同時発売された、
昨年の全国ツアーのロードムービー。
映像作品は、約10年ぶりの発売。
2007年にリリースされた27枚目のオリジナルアルバム
『 すべてに、ありがとう。 』 に2枚組としてDVDが収められているため、
正確には、約7年ぶりの映像もの。
初めてのビデオは、1985年フォノグラム時代の 『 Potential 』 。
かの有名な水着シーンが収められている、幻のビデオクリップ。
セブ島でのロケをメインに、街中や海岸を走り回った。
ライヴシーンは、六本木スクウェアビルのディスコフロアーでの収録。
レコード会社と私設FCが集めたファンの中、半日かけた収録となった。
このライヴシーンは、いわゆる口パクのライヴシーンになり、
まだビデオクリップという新しいメディアが流行り始めたばかりで、
このライヴシーンを受け入れられないファンも少なくなかった。
発売後に、口パクのライヴシーンへの評価が分かれた。
まだ " プロモーションビデオ " という言葉も馴染みのない時代。
賛否両論、ファン同士で言い争いになるほどの激論が交わされた。
かく云う自分も、このライヴシーンで当時のファンと大激論になり、
お互いに譲らず、ついには縁を切ってしまったファン仲間もいた。
若気の至りとはいえ、くだらない論争をしてしまったと思うものの…
昔のファンはみんなそれくらい熱く、気概があった。
SMC時代に入り、" 時代はビジュアル " という事務所の方針から
1991年に 『 Acoustic ~In My Heart Concert~ 』
1994年に 『 Anniversary ~In My Heart Concert~ 』
2004年の 『 In My Heart Concert ~心は元気ですか~ 』
と立て続けに映像作品が発表されている。
ライヴシーンをつなぎ合わせたもの、スタジオ収録のもの、
スタジオでのライヴシーンのもの等々…
沢田聖子さんに限らず、ライヴアーティストの映像ものは、
よほどの完成度でない限り、おおよそ空振りに終わることが多い。
やはり生のライヴに勝るものはなく、たとえ自分が観たライヴでも、
映像作品になれば、単なるダイジェスト版に過ぎず、
その時の想いを思い出すことはあっても、
同じ想いを持つことは出来ない。
その一瞬はその時だけのもので、再現できるものではない。
だから、何度でもライヴに通う。
10年ぶりの映像作品は、ライヴシーンがメインではなく、
全国ツアーの道中の素顔を主に、移動中の車内、楽屋風景、
リハーサル風景、ライヴ後のサイン会風景等々…
肩ひじ張らない映像が収められている。
旅先でのスタッフとの風景も、惜しみなく収録され…
気の合った仲間と一緒に撮った…
ホームムービーのようなロードムービー。
もちろんファンのための作品ではあるものの、
このDVDは、沢田聖子さんの想い出としてのもの。
過去に制作されたどの映像作品より、
聖子さんにとって大切な想い出のDVDになったはず。
特典映像として収録された
自宅で聖子さんが自ら撮った4匹の愛ネコの映像は、
ファンならずとも顔が緩むほどの愛らしさ。
聖子さんの満面の笑顔が、目に浮かぶ…。
25日から始まった全国ツアー
35th Anniversary Tour ~ Singer Song Writer BLUE ~でも、
こんな映像がたくさん撮れるように…。
楽しみは、まだ始まったばかり。
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全国ツアー初日
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-05-26
♪ 35th Anniversary Tour Singer Song Writer〜 BLUE 〜 ♪5月25日、32枚目のオリジナルニューアルバムと、昨年のツアーロードムービーのDVDを引っ提げての全国ツアー。デビュー35年の記念日に、横浜ライヴハウスにてツアー初日が終了。各地の遠征組も含め、たくさんのファンが集まり大入り満席の会場。客席を確保するために、物販コーナーを会場外に設営するほど。瑠璃色のチュニックに、白のスリムパンツと白のウェッジパンプス。落ち着いた色合いの衣装が、青の時代を象徴するように。新しいギタリストを迎え、新編成でのライヴ。ニューアルバムのレコーディングから入ったギタリスト。セッティングされている2本のギター。聖子さんのYAMAHAコンパスと、これから絡み合うギター。どんな人柄なのだろう…どんな音を出すのだろう…ファンも鵜の目鷹の目で観ていれば、どんなファンなのだろう…どんなステージになるのだろう…と反応を窺うギタリスト。初日独特の、ステージと客席の緊張感が肌にビリビリと…。次はどの曲だろう…イントロが始まると、これは何の曲だろう…と初日にしかない、あの緊張感。曲の合間のMC。デビュー時の想い出から、35年の足跡をなぞるようにおだやかな瞳で、ぽつぽつと語りはじめる聖子さん。輝かしい時代の裏にある…聖子さん本人にしかわからない想い。永遠にトップであり続けることが出来ないように、いつか必ずやって来る、引き潮の時。遠くなる後ろ姿を引き止めるすべもなく、ただその後ろ姿に、軽く手を振るだけ…。ライヴ中盤のMC…遠くを見つめるように…一瞬の間を置いて、ぽつりと…「 今は、もうコンサートホールでは演りたいと思わない。 」「 今のライヴハウスでの、お客さんとの距離がいい。 」たとえ一人でも二人でも…私の唄を聴きたい…と思ってくれる人たちに、唄ってあげられる今のライヴハウスがいい…と。小さな夢が、叶おうとしている時。日仏会館、読売ホール、日本青年館、九段会館新宿厚生年金会館、中野サンプラザ、渋谷公会堂そして…日比谷野外音楽堂。都内有数のコンサートホールをことごとく凌駕した時代。広いステージを駆け回る姿。押し寄せる拍手と歓声の嵐。きらめくライトの波。けれども…。 もう…あんな想いはさせたくないけれど…難しいかもしれないけれど…いつかもう一度…聖子さんを大きなステージに…。それが目的ではなく、聖..
SSW ~BLUE~
vega
2014-05-26T12:31:38+09:00
♪ 35th Anniversary Tour
Singer Song Writer〜 BLUE 〜 ♪
5月25日、32枚目のオリジナルニューアルバムと、
昨年のツアーロードムービーのDVDを引っ提げての全国ツアー。
デビュー35年の記念日に、横浜ライヴハウスにてツアー初日が終了。
各地の遠征組も含め、たくさんのファンが集まり大入り満席の会場。
客席を確保するために、物販コーナーを会場外に設営するほど。
瑠璃色のチュニックに、白のスリムパンツと白のウェッジパンプス。
落ち着いた色合いの衣装が、青の時代を象徴するように。
新しいギタリストを迎え、新編成でのライヴ。
ニューアルバムのレコーディングから入ったギタリスト。
セッティングされている2本のギター。
聖子さんのYAMAHAコンパスと、これから絡み合うギター。
どんな人柄なのだろう…
どんな音を出すのだろう…
ファンも鵜の目鷹の目で観ていれば、
どんなファンなのだろう…
どんなステージになるのだろう…
と反応を窺うギタリスト。
初日独特の、ステージと客席の緊張感が肌にビリビリと…。
次はどの曲だろう…
イントロが始まると、これは何の曲だろう…と
初日にしかない、あの緊張感。
曲の合間のMC。
デビュー時の想い出から、35年の足跡をなぞるように
おだやかな瞳で、ぽつぽつと語りはじめる聖子さん。
輝かしい時代の裏にある…
聖子さん本人にしかわからない想い。
永遠にトップであり続けることが出来ないように、
いつか必ずやって来る、引き潮の時。
遠くなる後ろ姿を引き止めるすべもなく、
ただその後ろ姿に、軽く手を振るだけ…。
ライヴ中盤のMC…
遠くを見つめるように…
一瞬の間を置いて、ぽつりと…
「 今は、もうコンサートホールでは演りたいと思わない。 」
「 今のライヴハウスでの、お客さんとの距離がいい。 」
たとえ一人でも二人でも…
私の唄を聴きたい…と思ってくれる人たちに、
唄ってあげられる今のライヴハウスがいい…と。
小さな夢が、叶おうとしている時。
日仏会館、読売ホール、日本青年館、九段会館
新宿厚生年金会館、中野サンプラザ、渋谷公会堂
そして…日比谷野外音楽堂。
都内有数のコンサートホールをことごとく凌駕した時代。
広いステージを駆け回る姿。
押し寄せる拍手と歓声の嵐。
きらめくライトの波。
けれども…。
もう…
あんな想いはさせたくないけれど…
難しいかもしれないけれど…
いつかもう一度…
聖子さんを大きなステージに…。
それが目的ではなく、聖子さんへの想いのひとつとして。
貴女への想いをいつまでも、忘れたくないから…
ファンのささやかな夢の一つとして。
もう一度、貴女を。
あの時の夢のようなステージは、
決して一瞬の幻だったわけじゃなく…
うたかたで終わっているわけじゃないはず。
コンサートが終わって誰もいなくなったステージには
貴女への想いが、そこここに残っていたはず。
それは、夢のかけらなんかじゃなく…。
どれも心の中に残っている、大切な想い。
心の中に。
I sing a song
どんな事に出会っても
選んだ今日を嘆きはしない
I sing a song
私を信じてあげたい
はるかな空をいつも見上げて
すべては
In My Heart
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35th Anniversary
https://vega3130.blog.ss-blog.jp/2014-05-24
沢田聖子さん ♪ デビュー35周年、おめでとうございます。 35回目の春。 どんな想いで迎えられているのでしょうか…? 流行り廃りの激しいこの世界で、 今も唄い続けていらっしゃること…。 ファンとして、誇らしい想いです。 5月25日、通算32枚目のニューアルバムと ツアーロードムービーのDVDを引っ提げて いよいよ始まる全国ツアー。 ライヴに明け暮れる日々がまた始まる。 1979年5月25日。 聖子さんは高校3年、自分は高校1年。 3月の早生まれの貴女との1つ半の年の差に 永久に追いつけない1つ半に、 当時どれだけ苦しんだことか…。 どんどん大人になって行く聖子さんに 少しでも追いつきたくて、近づきたくて…。 今もこうして追いかけ続けているのは… その後ろ姿を見失わないように… たとえ追いつくことは出来なくても。 いつも同じ距離で… いつも後ろにいたかったからかもしれない…。 次に向けて、また走り出した聖子さん。 いつものように… 後ろで。 デビュー35周年、おめでと。
SSW ~BLUE~
vega
2014-05-25T00:00:00+09:00
沢田聖子さん ♪
デビュー35周年、おめでとうございます。
35回目の春。
どんな想いで迎えられているのでしょうか…?
流行り廃りの激しいこの世界で、
今も唄い続けていらっしゃること…。
ファンとして、誇らしい想いです。
5月25日、通算32枚目のニューアルバムと
ツアーロードムービーのDVDを引っ提げて
いよいよ始まる全国ツアー。
ライヴに明け暮れる日々がまた始まる。
1979年5月25日。
聖子さんは高校3年、自分は高校1年。
3月の早生まれの貴女との1つ半の年の差に
永久に追いつけない1つ半に、
当時どれだけ苦しんだことか…。
どんどん大人になって行く聖子さんに
少しでも追いつきたくて、近づきたくて…。
今もこうして追いかけ続けているのは…
その後ろ姿を見失わないように…
たとえ追いつくことは出来なくても。
いつも同じ距離で…
いつも後ろにいたかったからかもしれない…。
次に向けて、また走り出した聖子さん。
いつものように…
後ろで。
デビュー35周年、おめでと。
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