もうひとりのイルカ物語 [イルカ]
昨年3月21日、元イルカオフィス社長であり、
イルカさんの夫である神部和夫さんが腎不全のため他界されました。
享年59歳。
以前から「闘病生活が続いている」という噂は流れていましたが、突然の訃報でした。
20年に亘って"パーキンソン病"と闘っていた神部さんとイルカさん、そして冬馬くん。
イルカさんは、そのことを最後まで公にせず伏せてきました。
弱音を吐かず、涙も見せず、ファンの前ではいつもの笑顔を振りまいて…。
1周忌にあたる今年3月21日、神部さんの天国への旅立ちに花を手向けるためにイルカさんが書かれた「もうひとりのイルカ物語」が発売されました。
初めて出逢った女子美時代のこと、「シュリ-クス」のこと、ソロデビューのこと、
「なごり雪」を唄うまでのこと、イルカオフィスを立ち上げた時のこと…。
ファンも知らなかった「イルカ」の生い立ちや、二人の思い出が山のように…。
羨ましくなるくらいの神部さんのイルカさんへの愛、イルカさんの神部さんへの愛、
そして信頼…。
本書の中で何度も出てくる神部さんの言葉…
『イルカは僕とお前が育てたアーティスト』
3月21日の発売早々に買い、表紙の二人の若い頃の写真は、
シュリークス最後のアルバムと同じ時に撮られた写真。
二人の笑顔がたまらない、最高の表紙。
そして読み始めると、次から次に涙が溢れて読むことが出来ない…。
ページを閉じて気持ちを落ち着かせて、再び読み始めるとまた涙で文字が見えなくなり…。
辛すぎて読めない…。
そのまま20ページあたりで止まってしまい…。
そして今日、再度読み始め、ようやく最後まで…。
途中、何度も何度も涙を拭きながら…。
辛いけれど最後まで読み終え、イルカさんの20年間の想いを、メッセージを受け止めなければ…。
以前記事で綴りましたが、私は沢田聖子さんがデビューするまではイルカさんのファンでした。
初めて出逢ったのは小学校6年の時。
中学に入ると、生徒手帳にイルカさんの写真を入れるほど好きでした。
初めての、心からの憧れの女性でした。
そしてイルカさんの楽曲で人生観が変わり、人に対する思いやりを教えていただき、
動物や物に対する接し方が変わりました。
人間だけが偉いのではない…と。
神部さんが亡くなられた昨年の3月21日。
忘れもしない出来事が。
その日は祝日で、CDを買いに出かけました。
数日前から急に欲しくなって、
久しぶりに聴きたくなったイルカさんのデビューアルバム「イルカの世界」。
レコードでは持っていましたが、CDでは持っていなかったので…。
数日後、神部さんの訃報を知り…。
偶然なのかも知れません。
でも、もしかしたら、イルカさんの悲しみを感じたのかもしれない…。
イルカさんが泣いているのを…。
イルカさんが悲しみの淵に佇んでいる時、
イルカさんがソロとしてリリースした初めてのアルバムを聴いていたこと…。
少しだけ、イルカさんの傍にいてあげられたのかな…と。
一生かかっても返せないと思っていたご恩を、少しでも返すことが出来たのかな…と…。
沢田聖子さんの小さな才能に気づき、
眩い輝きを放つアーティストにしてくれたのも、神部さん…。
「神部さんと出会っていなかったら、今の仕事はしていない」と聖子さん自身もおっしゃるほど…。
神部和夫さん、としえさん。
お二人の出逢いが、お二人の育てた『イルカ』が、
どれほどの人たちの人生、生き方に大きな影響を与えたか…。
イルカさんの夫である神部和夫さんが腎不全のため他界されました。
享年59歳。
以前から「闘病生活が続いている」という噂は流れていましたが、突然の訃報でした。
20年に亘って"パーキンソン病"と闘っていた神部さんとイルカさん、そして冬馬くん。
イルカさんは、そのことを最後まで公にせず伏せてきました。
弱音を吐かず、涙も見せず、ファンの前ではいつもの笑顔を振りまいて…。
1周忌にあたる今年3月21日、神部さんの天国への旅立ちに花を手向けるためにイルカさんが書かれた「もうひとりのイルカ物語」が発売されました。
初めて出逢った女子美時代のこと、「シュリ-クス」のこと、ソロデビューのこと、
「なごり雪」を唄うまでのこと、イルカオフィスを立ち上げた時のこと…。
ファンも知らなかった「イルカ」の生い立ちや、二人の思い出が山のように…。
羨ましくなるくらいの神部さんのイルカさんへの愛、イルカさんの神部さんへの愛、
そして信頼…。
本書の中で何度も出てくる神部さんの言葉…
『イルカは僕とお前が育てたアーティスト』
3月21日の発売早々に買い、表紙の二人の若い頃の写真は、
シュリークス最後のアルバムと同じ時に撮られた写真。
二人の笑顔がたまらない、最高の表紙。
そして読み始めると、次から次に涙が溢れて読むことが出来ない…。
ページを閉じて気持ちを落ち着かせて、再び読み始めるとまた涙で文字が見えなくなり…。
辛すぎて読めない…。
そのまま20ページあたりで止まってしまい…。
そして今日、再度読み始め、ようやく最後まで…。
途中、何度も何度も涙を拭きながら…。
辛いけれど最後まで読み終え、イルカさんの20年間の想いを、メッセージを受け止めなければ…。
以前記事で綴りましたが、私は沢田聖子さんがデビューするまではイルカさんのファンでした。
初めて出逢ったのは小学校6年の時。
中学に入ると、生徒手帳にイルカさんの写真を入れるほど好きでした。
初めての、心からの憧れの女性でした。
そしてイルカさんの楽曲で人生観が変わり、人に対する思いやりを教えていただき、
動物や物に対する接し方が変わりました。
人間だけが偉いのではない…と。
神部さんが亡くなられた昨年の3月21日。
忘れもしない出来事が。
その日は祝日で、CDを買いに出かけました。
数日前から急に欲しくなって、
久しぶりに聴きたくなったイルカさんのデビューアルバム「イルカの世界」。
レコードでは持っていましたが、CDでは持っていなかったので…。
数日後、神部さんの訃報を知り…。
偶然なのかも知れません。
でも、もしかしたら、イルカさんの悲しみを感じたのかもしれない…。
イルカさんが泣いているのを…。
イルカさんが悲しみの淵に佇んでいる時、
イルカさんがソロとしてリリースした初めてのアルバムを聴いていたこと…。
少しだけ、イルカさんの傍にいてあげられたのかな…と。
一生かかっても返せないと思っていたご恩を、少しでも返すことが出来たのかな…と…。
沢田聖子さんの小さな才能に気づき、
眩い輝きを放つアーティストにしてくれたのも、神部さん…。
「神部さんと出会っていなかったら、今の仕事はしていない」と聖子さん自身もおっしゃるほど…。
神部和夫さん、としえさん。
お二人の出逢いが、お二人の育てた『イルカ』が、
どれほどの人たちの人生、生き方に大きな影響を与えたか…。
20年もの闘病生活 壮絶すぎます。
そして、そんなこと おくびにも感じさせないあの笑顔・・・
小さいけど『偉大な』方ですネ。
by narumpet (2008-05-11 00:43)
=====
初めて出逢った女子美時代のこと、「シュリ-クス」のこと、ソロデビューのこと、「なごり雪」を唄うまでのこと、イルカオフィスを立ち上げた時のこと…。
=====
以前にもコメしましたが、
このあたりの事がリアルタイムじゃないのです・・・。
だから、とても新鮮で驚きです。
中津川フォークジャンボリーより、
もうちょっと後のことですか?
中津川は、割と近いものですから・・・。
by 退会済み (2008-05-11 09:28)
そういうことがあったのですか。全く知りませんでした。
ご冥福をお祈りします。
by ひもなしパンツ (2008-05-11 13:06)
とらぐぅさん[嬉しい顔]
[ハート]有り難うございます。
by vega (2008-05-11 19:32)
ヒサさん[嬉しい顔]
[ハート]ありがとうございます。
by vega (2008-05-11 19:32)
narumpetさん
公にすることが出来ず、随分辛い想いもしたようです。
それも神部さんを想ってのことでした。
偉大な女性です…。
by vega (2008-05-11 19:36)
やまびこさん[嬉しい顔]
中津川より3~4年後ですね。[るんるん]
ソロデビューが74年です。
「なごり雪」が翌年です。
by vega (2008-05-11 19:38)
goma1113さん
[ハート]有り難うございます。
by vega (2008-05-11 19:39)
emi*parisさん[嬉しい顔]
有り難うございます。[ハート]
by vega (2008-05-11 19:39)
タッシーさん
[ハート]ありがとうございます。
by vega (2008-05-11 19:40)
ひもなしパンツさん
イルカさんは、「悲しむことより今の幸せに気づける生き方をしたい」と綴っておられます。
病気で悩んでいる人やご家族の方も、決して心まで捨ててしまわないように…とも。
by vega (2008-05-11 19:48)
金スマで特集されていました。
このテレビ番組で知りました。
イルカさんは「なごり雪」を演奏していました。
by 白夜のふくろう (2008-05-11 19:55)
ふくろうさん[嬉しい顔]
私も観ました。
この番組を観て、やっぱり読まなければ…と思ったのです。
by vega (2008-05-11 20:01)
「なごり雪」の発売当時
これが、かぐや姫のカバー曲であることを知りませんでした
風のデビュー曲「22歳の別れ」もかぐや姫時代の
作品と知ったのは、かなり後のことでした。
by ユキヒロ (2008-05-12 20:07)
decoboさん[嬉しい顔]
[ハート]有り難うございます。
by vega (2008-05-12 23:04)
ユキヒロさん[嬉しい顔]
私も、かぐや姫のカバー曲と知ったのは随分後になってからでした。。
伊勢正三さんが、イルカさんのために贈った曲だと思っていました。
by vega (2008-05-12 23:08)
yuuさん
[ハート]有り難うございます。
イルカさんの唄に込められている想いは、いつも同じです。
初めて出逢った時と少しも変わりません。
こんなに辛い年月を過ごしてきているのに…。
それは、その時々のひとつひとつの小さな幸せを大切にしてきていたからなのかと…。
by vega (2008-05-13 17:09)
souTHEndさん
[ハート]ありがとうです。
by vega (2008-05-13 23:25)
マチャさん[嬉しい顔]
大切な女性の誕生日に、有難うございます。
by vega (2008-05-13 23:26)
kotoriさん
[ハート]有り難うございます。
by vega (2008-05-15 21:29)
もう一年も経つのですね。
紹介されていた本、とても読みたくなりました。
「しあわせ」「いつか冷たい雨が」・・・これらの曲に出会わなかったら、私と音楽とのかかわり方も今とは違ったものになっていたはずです。
by 退会済み (2008-05-15 22:04)
FOZZYさん
「いつか冷たい雨が」
この曲を聴いて、何も思わない人、何も感じることがない人はいないはず…
そんな曲を早くから知ることが出来て、幸せに思います。
by vega (2008-05-16 20:49)
ぽわぽわさん
[ハート]有り難う。
by vega (2008-05-17 09:31)
数日前、別の方の記事でイルカさんの「唄」を聴いて、
コメントを入れていました、
=====
やさしくて、切なくて、強い歌ですね。
=====
・・・・・・と、
そしてはからずも、
=====
イルカの声って、こうして聴くと、「癒し系」だったのですね。
=====
・・・・・・・・・と、
あらためていいます、
「やさしくて、強い人」・・・・そして「癒しの人」と・・。
by けんけん (2008-05-17 17:03)
けんけんさん
有り難うございます。
イルカさんは、私にとっては"神の申し子"…と言っても言いすぎではありません。
"尊敬"すら超越しています。
by vega (2008-05-17 18:21)
お気遣いに甘えて…飛んできちゃいました[手(パー)]
イルカさん、私も懐かしいアーティストです。
[ムード]なごり雪はもちろん…[ムード]海岸通、[ムード]雨の物語…ちょっと背伸びして、でもどこかで自分と重ね合わせて聴き、大人になってからカラオケの定番はなごり雪とカンナ8号線だったhoney(世代、バレバレ[ダッシュ])
そして、そのイルカさんがあの笑顔の裏でそんな切ない日々を過ごしていたなんて…想像もつきませんでした[汗]
でも、あの笑顔がすがすがしいのは、たくさんの涙を流してきたからなのかもしれませんね。
私もそういう本当の「いい女」になりたいと想いました。
vegaさん、ありがとうございます[手(パー)]
ご主人のご冥福を心から祈りつつ…
by naturalhoney (2008-12-14 23:06)
naturalhoneyさん
強引に連れてきてしまったようで、すみません。^^;
コメントまでいただき、ありがとうございます。[手(パー)]
イルカさんは、今では「UCN国際自然保護連合の初代親善大使」で、ダライ・ラマの前で唄ったこともあります。
妹分の聖子さんですら、"雲の上の人"と言いますが、そのお人柄は、万人を惹きつけるものがあるのでしょう…。
本当の「いい女」ですね。[ぴかぴか]
by vega (2008-12-14 23:17)